2016年9月6日火曜日

古き良きを愛す?

着物に限らず、『古き良き物』って好き。

洋服とか、食器とか、建物とか、家具とか、缶とかパッケージとか。
古いデザインがすごく好き。


ん?デザイン?
そう!デザイン!
私が好きなのってつまりはお洒落なもの。私にとって見た目が圧倒的に大事。
それが古かろうが新しかろうがほぼ関係ないのです。


そもそも『古き良き』ってなんだ?
定義はなんなんだ?


・今はもう失われたもの、失われつつあるものの良さや趣を感じさせる言い回し。
・現代に比べて過去の方が素晴らしかったという前提に立ちながら懐古する。

なるほど。
ならば私は古き良きを愛しているのだろうか?
失われたものや、失われつつあるものに良いものはたくさんある。
絶えてしまった職人技とか、最後の職人とか残念すぎる。
でもそれに趣きは感じないし、
現代より過去の方が素晴らしかったとは大枠思わないし、『昔は良かった』とか全く思わない。
ってことは古き良きを愛していないのか。。。?

私が愛すのは昔の(主に戦前の)お洒落すぎるデザイン。
そしてそれを完成させるための呆れるくらいの、それはもう馬鹿じゃないかと思うほどの手仕事。
つまりは【贅沢は味方】(キラーチューンより)(私の人生のテーマソング!)

ってことは、古き良きを愛しているわけではないんじゃ。。。
新しいものとか大賛成だし。便利、簡単、万歳だし。
じゃぁ、『良き物を愛す』か。って当たり前やん!!

古いとか、新しいでなく、好きなものを選ぶ。
古いものに好きなもがたくさんあるだけで、懐古主義ではないのです。


今は何につけても手間暇かかったものは贅沢品。
だってほとんどのことが簡単にできるから。
私は贅沢を大いに愛しています。(皆もそうよね?)
好きなもの(こと)なら、
自分で出来ない(もしくはしたくない)贅沢は可能な限りお金で買いたい。
自分で出来る(もしくはしたい)贅沢はどんどん売りたい。

私にとって見た目は圧倒的に重要♡
でもたまに大いなる手間暇かけてお洒落でも便利でもないものつくったりするから目を覚ましてほしい。。。です。。
本当に伝統を守りたいなら攻めずしてどうする!?
攻めずに守って伝統を守れる?



呆れるほどの手仕事。。。!





0 件のコメント:

コメントを投稿